腰痛に優しいソファのおすすめ|もうこれで痛くならない腰痛対策
急にぎっくり腰で腰痛になってしまった。もうずっと慢性的な腰痛が続いている。
そんな老若男女問わず多くの人の悩みのタネがこの腰痛です。
とにかく腰痛はつらいですよね。
実は私も腰痛は何度が経験しているので、よくわかるのですが、座っているより立っているほうが楽なのです。
しかし人間というもの、いつも立っているわけにはいきません。
もし楽に座れるソファがあるなら、ゆったりと座りたいと思いますよね。
しかしそのソファでさらに腰痛が悪くなるとしたら本末転倒というものです。
そこで今回はできるだけ腰に負担のかからないソファ、また腰痛を起こさないような体に合ったソファの選び方をご紹介します。
Contents
ソファが腰に負担をかける要因とは
基本的に人間は立っている時が腰への負担が一番少ない生き物です。
人の体の構造からすると腰に負担のかからないのは、立っている姿勢の背骨が緩やかなS字カーブを保っている状態です。
実はこの姿勢がとても重要で、この背骨のS字カーブで腰への負担を分散しているのです。
この背骨の緩やかなS字カーブは、骨盤と連携して維持しているというところが一つの大きなポイントです。
ところが座ると姿勢によって骨盤が傾いてしまい、この背骨のS字カーブが崩れてしまうため腰に負担のかかる状態になってしまいます。つまりそもそも座るということ自体が腰に負担をかけやすい姿勢となるのです。
ソファが腰に負担をかける要因は大きく分けて4つ。次にそれぞれを詳しく説明していきますね。
・ソファの弾力性
・座面の高さ
・座面の奥行き
・ソファの座り方
ソファの弾力性
例えばふわふわとした質感で体を包み込んでくれるソファ。
「人をダメにする」というキャッチのソファもいろいろ出ていますが、そのほとんどがふわふわとした柔らかいソファです。
柔らかいソファは短時間であれば体を包み込んでくれる心地よさでリラックスできるようにも感じますが、柔らかすぎるが故に腰が沈んでしまい、お尻をつきだしたような骨盤が傾いた姿勢になります。
この姿勢は座っているので気が付きにくいのですが、とても腰に負担がかかっている状態といえます。
もちろん今腰痛がある方への負担は大きいと言わざるを得ませんし、今、腰痛が無い方でも、かなり長時間座っていて急に立った場合はギックリ腰になる可能性さえも否定できません。
ソファ座面の高さ
座面が低いソファに座る際、どんな格好になるかというと前傾姿勢です。
座面が低いソファとはどれぐらいの低さかというと、座った姿勢で膝頭が骨盤よりも上に位置する低さです。その座った姿勢をイメージしていただくとわかるのですが、やはり骨盤は後ろに傾むいた状態ですよね。
この姿勢は長い時間座っていると腰に大きな負担がかかっている状態です。
また立ち上がる際には、「よっこいしょ」とおじぎをするような姿勢で立ち上がることになります。この時、腰に負担がかかっていた状態から、さらに一番腰に負担のかかる姿勢なってしまうので腰への負担はMAXになりますね。
ソファ座面の奥行き
次にソファの座面に奥行きがある場合ですが、あまりに奥行きがあるとしっかりと深く座れないのです。
特に女性の方などで身長が低い場合、深く座ると足が床につかないということもあります。
そうかといって浅目に座って背もたれに寄りかかった姿勢、これもまた骨盤が傾いた状態で腰に負担がかかってしまいます。
腰痛のある方が奥行きの深いソファに座るとどうなるかというと、心当たりがある方もいらっしゃるかもしれませんが、痛みをカバーしたいがためにだんだんお尻が前にずれていくのです。
そうなると実はそれが腰痛にとってはよけいに悪い姿勢になってしまうのです。
ソファの座り方
さてソファが腰に負担をかける要因として、ソファの弾力性、座面の高さや奥行の3つをあげましたが、どんな良いソファであれ座り方が悪いと同じことです。
皆さんはいつもどんな座り方をされていますか?
例えば会社や電車のイス、ソファで自分の座っている姿をイメージした時に、足を前に投げ出して座っているという方は要注意です。
理由は先のソファの奥行きが深い場合、背もたれに寄りかかって浅く座るケースと同様に、足を前に投げ出すと骨盤が傾いてしまうため腰に負担がかかるからですね。
これも腰痛持ちの方には心当たりがある座り方なのではないかと思います。
腰痛に優しいソファのチェックポイント
日常生活の中で座るということは避けられない以上、腰痛でお悩みの方にとっては、どんなソファがいいかということも悩みの種となります。
腰痛に優しいソファがあるならそんなソファを選びたいと切に願われるはずですよね。
そこで腰痛に優しいソファを選ぶ時のチェックポイントを考えてみます。
座った時に腰が沈み込まない弾力性
腰痛にいいソファの条件として、座面が柔らかすぎず硬すぎずがちょうどいいということがよく言われます。
これは単に座った時の座り心地のいい悪いということではなくて、座った時に腰が沈み込まない硬さであることを意味しています。
これはソファだけではなく、ベッドにも同様のことがいわれていますが、腰痛に優しいのはいかに体に自然にフィットするかということ。
それが可能になるものにベッドにもよく使用されているポケットコイルというものがあって、それぞれのコイルが独立して伸び縮みするため、お尻でかかった座面への体圧を分散して、腰への自然なフィット感が得られるのです。
実際にソファに座ってみて購入できない場合、座面にポケットコイルを使用しているかどうかを確認することもおすすめです。
低すぎない座面の高さ
ソファの座面の高さ普通に座った時に足が浮かず床についた状態で、膝ができれば直角に近くなるぐらいの座面の高さが理想です。
座面が低いことで人気のローソファは、腰痛のある方は避けた方がいいですね。
深すぎない座面の奥行き
座面の奥行きは膝からお尻までピッタリか短いくらいが理想です。
奥行きが深いため座った時に足が浮いてしまったり、背もたれと腰の間にすき間ができてしまったりはNG。
奥行きがゆったり広いからくつろげるとメリットを売りにしているソファがありますが、腰痛の方には一番のデメリットになるので要注意です。
しっかりサポートの背もたれ
腰痛のためには座面のフィット感に加えて、背もたれのサポートもとても大切なポイントです。
背もたれが柔らかすぎたり背もたれが極端に傾いていたりすると、しっかりと腰をサポートしてくれません。
背もたれにウェービングベルトやウェービングテープを使用しているソファは、適度な弾力感と反発力により、しっかりと腰を支えてくれるため、選ぶ時のポイントとして考えていいと思います。
腰痛の方におすすめの座り方
冒頭に人が人間は立っている時が腰への負担が一番少ないというお話をしました。
もし座った時にも、立っている時と同じ直立姿勢をキープできるればそれが腰に負担の少ない座り方といえます。
腰に負担の少ないソファを選ぶことも大切ですが、座り方でずいぶん負担はちがうものになります。要は座っても骨盤が傾かず、骨盤が立っている状態が維持できればいいわけですね。
座った姿勢で両手を上に上げて背伸びをしてみてください。そうすると骨盤が立っていることが意識できると思います。
いつもその骨盤の状態を意識できるといいのですが、もし難しい場合は背中にクッションを挟んで座るのがおすすめです。同様の姿勢を維持できることがわかると思います。
まとめ
せっかくいいソファを購入しても腰痛がひどくなっては元も子もありませんよね。
腰痛に優しいソファという点でいいソファ選びを考えた時には、インテリア性やデザイン性とは全く違うポイントでチェックする必要があります。
現在、腰痛でお辛い方はもちろんですが、腰痛予防をお考えの方もぜひ参考にしていただきたいと思います。
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