座り心地の良いソファのポイント|用途で変わる座り心地
毎日のリラックスタイムを過ごすソファ。
嫌なことや疲れを吹き飛ばしてくれる大事な時間を過ごす相棒です。
そんな相棒とも呼べるソファをどうせ買うなら座り心地のいいモノを買いたいですよね!
ソファは、デザインとかじゃなくてまず座り心地だと考える方もいらっしゃるでしょう。
ソファは部屋の空間をおしゃれに演出するインテリアという側面もありますが、ソファの一番の目的は座る家具だということです。
どんなにデザインが素晴らしくても座り心地が悪ければ、ソファとしては後で後悔する買い物となってしまいます。
ソファの座り心地には、生活におけるソファの使い方、そして素材などが関係してきます。
用途や座る時間の長さ、素材などで変わる座り心地。
そこでソファの座り心地を、座る時間軸そして用途、素材の順にチェックします。
あなたにピッタリのソファをこれで見つけてみてください!
Contents
1.時間軸で考えるソファの座り心地
ソファの座り心地は座っている時間の長さによって変わってきます。
座面がふかふかのソファは、ちょっと座った感じはとても座り心地がいいのですが、長時間座っていると身体や腰が痛くなったりと、必ずしも座り心地がいいソファとは言えません。
自分の生活の中でどれくらいの時間ソファに座るのか。そんな観点からソファを選ぶことも一つです。
1時間以内の場合
食後のコーヒーを飲みながら家族や夫婦で話すなど、食事から別の行動に移るまでの時間を過ごすなど少しの間の時間。
2時間以上の場合
テレビ、映画を見る。お茶を飲みながら家族や友人と長時間話す。
パソコンを使うなど、座りながら長い時間を過ごす。
ソファに座るのが1時間以内の場合のは座面が少しふんわりしているものでも大丈夫ですが、2時間以上座ることが多い場合は、ちょっと座った時の心地よさよりは、「ん?ちょっと固いかな?」と思うくらいの座面の固さがないと、体が沈み込んでしまって背中や腰に負担がかかります。
2.使用用途で考えるソファの座り心地
ソファは使用目的によっても座り心地のポイントが変わってきます。
生活シーンの中でどんな風にソファを使用しているかイメージを思い描きます。
ゆったりと映画やテレビを楽しみたい方。
家族と話す語らいの場としてソファを使いたい方。
夫婦や恋人と寄り添って座りたい方。
人それぞれのライフスタイルの違いによって求めるソファの座り心地、ソファの種類が違ってきます。
用途に合った座り心地のソファを選びましょう。
映画鑑賞の場合
ハイバックという頭までカバーする背もたれがあるタイプなどで、負担がかからない姿勢ができるものだと体勢を気にせず最後まで楽しめます。
また夫婦や恋人二人で映画を観るという用途のソファであれば、座面や背もたれはしっかりと身体を支えてくれ、オットマンがあり両足も伸ばせて楽にでき、映画館のようにゆったりと時間を楽しめるようなオプションがついているソファなら座り心地がいいと言えます。
親子やペットと座る場合
お子さんやペットが落っこちにくい座面が広いものや奥行きがあるもの、肘掛けが付いているタイプのもの、もしくはローソファだと万が一落ちてしまった時も安心ですね。
座り心地というより安心感、安全第一に考えたいものです。
家族団らんの場合
会話の時は後ろにもたれかかることが少ないので、浅めの背もたれでもいいかもしれませんね。
例えば家族4人でお子さんが小さいご家庭で団らんするためという用途のソファであれば、座面は低く柔らかめの3.5人掛けや、コーナーソファといったソファがおすすめです。
両親の間に2人のお子さんを挟んで絵本やおもちゃで楽しませたり、ホームパーティの時なども座りやすい広めのソファの方が座り心地がいいと感じられます。
3.素材で考えるソファの座り心地
ソファの座り心地は張り地やクッションによってかなり違います。
特に座り心地はお尻で感じるところが大きいため、触れる、沈み込むといった座面の部分は座り心地に大きく影響する重要な部分です。
素材による座り心地に影響する要素は、肌触りとクッション性が上げられます。
それぞれの素材による座り心地違いを考えてみます。
張り地による違い
ソファの張り地は大きく分けて、布製(ファブリック)と合成皮革(ソフトレザー)があります。その二つの肌触りの主な特徴は以下のとおりです。
布製(ファブリック)
一年を通じて湿度に関係なく肌触りがとてもいい
冬の寒い時期でも素材の冷たさを感じない。
通気性にとてもすぐれている。
合成皮革(ソフトレザー)
夏など湿度が高いと肌触りがベタベタする。
冬の寒い時期に部屋の温度の低いと冷たく感じる。
通気性が悪く蒸れやすい。
布製も合成皮革も、他の面ではそれぞれメリット、デメリットがありますが、肌触りに関しては布製が優れており、合成皮革はデメリットが多いといえます。
ただ張り地は肌触りだけで選択するものではないため、他の面のメリット、デメリットとのバランスで考える必要があります。
クッション性による違い
ソファのクッション性は直接的に座り心地に影響する部分です。
クッション性は内部のウレタンフォームやフェザー(羽毛)などによる、硬さと沈み込むスピードといったクッションの質によって決まります。
ソファ内部に使われる素材の主なクッション性の特徴は以下のとおりです。
ウレタン
粘りのあるクッション性でしっとりとした沈み込みが得られる。
比重や製法を変えることにより硬さを自在に変えることができる。
高密度ウレタンは、硬めのクッション性を持っている。
中密度ウレタンは、当たりが柔らかく座面に使われる。
チップウレタンで、クッション性の硬さを調整する。
一言でウレタンフォームと表現されていても実際は複数のウレタンを何層かにしてクッション性を調整しています。
フェザー(羽毛)
座面の一番表層に使用されふんわりとした弾力感と復元力を持っている。
座った時に包み込むような柔らかな感触がある。
クッション素材として何を使っているかをチェックします。
複数の素材が組み合わされているほど、クッション性について考慮されている部分が多いといえます。
4.オプションで考えるソファの座り心地
ソファには座り心地をサポートするオプションがある場合がありますので、自分のリラックススタイルと合わせて考えてみるといいと思います。
オットマン
脚を前方に投げ出せるので、よりリラックスでき、足を上げていることによりむくみがない。
ハイバック
重たい頭を支えてくれるので首への負担が激減する。
肩こりもしにくくなる。
クッション
座面や背もたれに活用することで、ソファ本体の劣化を防げる。
また身長が変わりやすいお子さんも自分にフィットする形が作り上げられる。
肘掛け
リラックスする場所として肘掛けがあることは想像以上に違いがあります。
高齢の方や腰を痛めている方、長時間ソファの上で過ごす方は、立ち上がる時の支えになり体が楽なのでぜひ肘掛け付きをオススメします。
まとめ
時間軸や用途、素材など座り心地に影響がある要素がたくさんあるソファ。
自分やご家族がリラックスできるソファを選ぶために、気にして欲しいポイントをまとめてみました。
今回ご紹介した用途や時間軸、素材、そして必要になるオプションなどそれぞれの特徴を自分のライフスタイルと重ね合わせてみて、ぜひソファを選ぶ時の参考にしていただければと思います。
生活の中で大切なリラックスタイム。良い買い物をして充実した時間をものにしてください!
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